こんにちは、Vtuber作成を専門としているするめです。
動画作成やブログをしていると、自分だけのオリジナルキャラクターを作りたい、登場させたいと思う方もいらっしゃると思います。
しかし、いざ作ってみるとなるとどうしていいの分からず、苦労することもあると思います。
今回は、私がどのようにキャラクターを作成しているか紹介していきます。
Contents
どのようなキャラクターをつくりたいか考える
キャラクターを描き始める前に、まずは自分がどのようなキャラクターを作成したいのか考えてみて下さい。
なにも決まっていない状態から描き始めるよりもスムーズにキャラクターを作成できるはずです。
キャラクター像をつかむ
キャラクターの大まかな姿
多種多様なキャラクターが存在するなか、自分が描きたいキャラクターはどのような姿をしていますか。
人間なのか、動物なのか、植物なのか…。他にも、デフォルメされているのか、リアルタッチなのか、まずは大まかな姿を思い描いてください。
例えば、人間の女の子を描いてみるとして、その子の年齢や等身、絵のタッチをどうするのか、最初の時点で決めてしまうと良いと思います。
キャラクターの性格
キャラクターの大まかな姿と並行して、性格も考えていきます。
性格といっても、そこまで難しく考えなくても大丈夫です。例えば、真面目やツンデレ、熱血、クールなど、どんなキャラクターか聞かれたときに「こんなキャラクターだ」と一言で言い表せるようなわかりやすいもので大丈夫です。
キャラクターの性格を考えておけばいろんな差分を作るうえで、このキャラクターはどんな表情をするのか、どんなしぐさをするのか、想像しやすくなります。
自分のすきなもの
キャラクターのおおまかな姿と性格が決まったら、次は自分が好きな要素をできるだけ多く挙げていってください。どのようなキャラクターにするかはとりあえず置いておきましょう。
・金髪
・おさげ
・ケモミミ
・リボン
・眼鏡
・レース
・セーラー服
・体操服
・赤
・青
・緑
などなど、すぐには言い表せないほどたくさんあると思います。
その中で、今まで自分が設定したキャラクターに合うと思うものを探してください。
しかし、一気にたくさんの要素をつけすぎてしまうと後々大変になったり収拾がつかなくなったりしてしまう可能性があります。何事にもほどほどが大事です。
これで、自分が描きたいキャラクターのイメージが少しずつできてきたと思います。イメージが良い感じにまとまったら、次は実際に描いてみて下さい。
自分が描きやすいポーズで描く
体のバランスがうまく取れなかったり、思うようなポーズを描くことができない場合は、自分が描きやすいポーズでキャラクターを描いていくと良いと思います。
ポーズや表情はキャラクターの個性が出やすく、さらに見ている人の目を引きやすいのは間違いないですが、自分が描いていて、つらかったり大変だったりとネガティブな感情ばかり出てきてしまうと、イラストを描くのが苦痛になってしまう場合があります。
つらさや大変さを乗り越えてキャラクターが完成すると、達成感はひとしおです。しかし、途中で挫折してしまうと、もう描きたくない、どうせ描こうとしても完成しないなどと考えて、袋小路に陥る可能性があります。
直立不動でも、左右対称でも大丈夫です。自分が描きやすいポーズで、最後まで完成させてください。
一度キャラクターが完成すると、いろいろな表情やポーズをとらせたくなると思います。
キャラクターを描くことに慣れてきたら新しいポーズに挑戦してください。
ちなみに筆者は正面以外のポーズは苦手です。
自己効力感を高める
イラストを描くにも、キャラクターを作るにもモチベーションを維持することが大切になってきます。
そのためには自己効力感を高めることが必要になります。
自己効力感とは
自己効力感とは、『自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知している』ことです。ようは、「自分ならできる」と思える認知状態のことです。
自己効力感を高めることによって、困難な状況にあっても、乗り越えるための行動ができるようになります。たとえ、失敗しても早く立ち直ることができます。
達成体験
キャラクターを最後まで完成させると、それが達成経験になります。達成経験が積み重なると自己効力感が高まっていきます。
注意してほしいことは、安易な目標を繰り返しても自己効力感にはなりません。ひとつ目標をクリアしたら、また次、また次とチャレンジをしていくことが必要になります。
レイヤー分けをする
デジタルで描き始めて、いきなり清書をする方もいらっしゃるかもしれませんが、大抵はまず、最初にラフ画から初めて、つぎに線画、色塗りといった過程を踏むと思います。
その工程すべてを同一レイヤーで行わないように注意してください。
レイヤーとは
アニメ制作時のセル画のように、画像を重ねて作業ができるツールになります。
レイヤーごとに修正や加工等を行うことができるのであるのとないのとでは雲泥の差だといっても過言ではないと思います。
細部や難しそうなところはレイヤーを分ける
ちょっと書くのに手こずりそうなところは、別のレイヤーに分けておくと、後々修正したくなったときにすぐに手直しができるので便利です。
レイヤーを闇雲に増やしてしまうと、どのレイヤーに何を描いているのかわからなくなってしまいますので、後から見返してもわかりやすいように名前をつけておくと良いと思います。
差分を作る場合
後々表情差分を付けようと思っているのでしたら、顔・目・眉・口・髪はレイヤーを分けてください。
しぐさや服装にも差分をつける場合は、体を部位ごとに分けたり、服装も別のレイヤーに分けておくと良いと思います。
レイヤーを分けていると、表情を変えるのに描きなおす、または追加するパーツは一部だけで済み、あまり手間がかからなくなります。
終わりに
最後まで読んで下さり有難うございます。
最後まで描き切ることはとても大事ですが、最後まで描き切れるモチベーションを保つことも大切です。
描き切れず途中で投げ出してしまうと、「失敗体験」として記憶され、次に描こうとするときに支障がでる可能性があります。